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北海道大学 2004年度 前期日程理系数学 第4問

abを正の実数とする.
空間内の2点A(0,a,0)B(1,0,b)を通る直線をlとする.
直線lx軸のまわりに1回転して得られる図形をMとする.

(1) x座標の値がtであるような直線l上の点Pの座標を求めよ.

(2) 図形Mxy平面が交わって得られる図形の方程式を求めよ.

(3) 図形Mと2つの平面x=0x=1で囲まれた立体の体積を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

図形と方程式積分 座標設定軌跡体積計算

方針

直線 ABA から B へ向かう媒介変数で表すと、x=t の点がすぐ求まる。回転でできる図形では、x=t における x 軸からの距離が回転半径になる。
xy 平面との交線では z=0 として半径の2乗を y2 に等しく置く。体積は 0x1 の各断面が円板になるので、断面積 πr(t)2 を積分する。

解答

(1)
A(0,a,0) から点 B(1,0,b) へ向かう直線上の点は、媒介変数 t を用いて (1t)A+tB と表される。この点の x 座標は t であるから、求める点 PP(t)=(t,a(1t),bt) である。

(2) x=t の位置で、直線 l 上の点 P(t)x 軸との距離の2乗は {a(1t)}2+(bt)2=a2(1t)2+b2t2 である。直線を x 軸のまわりに回転すると、x=t の断面ではこの距離を半径とする円ができる。 xy 平面との交わりでは z=0 であり、点 (x,y,0) が図形 M 上にあるには y2=a2(1x)2+b2x2 を満たせばよい。したがって、求める図形の方程式は y2=a2(1x)2+b2x2 である。

(3) 0x1 における断面は、半径 a2(1x)2+b2x2 の円である。したがって求める体積 VV=01π{a2(1x)2+b2x2}dx=π(a201(1x)2dx+b201x2dx)=π(a23+b23)=π(a2+b2)3.

総評

空間内の直線の回転体を断面積で処理する標準問題で、目安時間は15分程度。x=t の点を (t,a(1t),bt) と置ければ、半径の2乗はすぐ出る。xy 平面との交線では y が正負両方を取るため y2 の方程式で書く。体積は円すい台の公式に見えても半径が一次式ではないので、断面積を積分するのが安全である。

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出典: 北海道大学 2004年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。