方針
O A = O B = O C O A = O B = O C なので,頂点 O O から底面へ下ろした垂線の足 H H は,底面の3頂点から等距離の点,すなわち正三角形 A B C A B C の外心である。(1)は正三角形の外接円半径を求める。(2)は直角三角形 O H A O H A に三平方の定理を用いる。(3)は外接球の中心が対称軸 O H O H 上にあることを使い,中心を H H から符号付き距離 s s の点として,頂点 A A と O O までの距離が等しい条件から半径を求める。
解答
(1) O A = O B = O C O A = O B = O C であり,O H O H は平面 A B C A B C に垂直である。したがって,直角三角形 O H A O H A ,O H B O H B ,O H C O H C において斜辺がすべて a a ,高さ O H O H が共通なので H A = H B = H C H A = H B = H C である。よって H H は正三角形 A B C A B C の外心である。
一辺1の正三角形の外接円半径は,高さ 3 2 2 3 の 2 3 3 2 であるから A H = 2 3 ⋅ 3 2 = 1 3 A H = 3 2 ⋅ 2 3 = 3 1 である。
(2)
三角形 O H A O H A は H H で直角である。したがって O A 2 = O H 2 + A H 2 O A 2 = O H 2 + A H 2 である。O A = a O A = a ,A H = 1 3 A H = 3 1 より O H 2 = a 2 − 1 3 O H 2 = a 2 − 3 1 である。a ≧ 1 a ≧ 1 なので右辺は正であり,O H = a 2 − 1 3 O H = a 2 − 3 1 である。
(3) h = O H = a 2 − 1 3 h = O H = a 2 − 3 1 とおく。四面体は底面の正三角形について対称なので,外接球の中心は直線 O H O H 上にある。球の中心を K K とし,H H から O O 方向への符号付き距離を H K = s H K = s とする。
球の半径を r r とすると,底面の頂点 A A までの距離から r 2 = K A 2 = s 2 + A H 2 = s 2 + 1 3 r 2 = K A 2 = s 2 + A H 2 = s 2 + 3 1 である。一方,O O までの距離から r 2 = K O 2 = ( h − s ) 2 r 2 = K O 2 = ( h − s ) 2 である。したがって s 2 + 1 3 = h 2 − 2 h s + s 2 s 2 + 3 1 = h 2 − 2 h s + s 2 となり,2 h s = h 2 − 1 3 2 h s = h 2 − 3 1 である。求める半径は r = K O = h − s r = K O = h − s なので,r = h − h 2 − 1 3 2 h = h 2 + 1 3 2 h r = h − 2 h h 2 − 3 1 = 2 h h 2 + 3 1 である。ここで h 2 = a 2 − 1 3 h 2 = a 2 − 3 1 だから h 2 + 1 3 = a 2 h 2 + 3 1 = a 2 である。よって r = a 2 2 a 2 − 1 3 r = 2 a 2 − 3 1 a 2 である。
外接球の中心 K K は対称軸 O H O H 上にあり、断面で K A = K O K A = K O を解けばよい。
総評
難度5,計算量4。対称性を使って,垂線の足 H H が底面正三角形の外心であり,外接球の中心も直線 O H O H 上にあると見抜く問題である。(3)では中心が底面側・頂点側のどちらにあるかを場合分けするより,符号付き距離 s s で処理すると式が乱れない。距離等式 K A = K O K A = K O を二乗して整理するのが最も安全。目安時間は18分から22分。 外接球の中心が四面体の内部にあるとは限らないため、軸上の位置は符号付き距離で置く。最後に a ≧ 1 a ≧ 1 から O H > 0 O H > 0 と分母の正値を確認する。
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北大の図形と方程式の問題
出典: 北海道大学 2006年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。