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北海道大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

nを3以上の整数とする。
1から3nまでの番号が書かれた3n枚のカードをAさん,Bさん,Cさんの3人にn枚ずつ配る。

(1) カードの配り方は何通りあるか。

(2) Aさんのカードの番号の最小値がn+1で,
Bさんのカードの番号の最小値が2n1である配り方は何通りあるか。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

場合の数 数え上げ、場合分け

方針

(1) はAの n 枚を選び、残りからBの n 枚を選べばCは自動的に決まる。(2)では、Aの最小値が n+1 なのでカード 1,,n はAに渡せず、Bの最小値が 2n1 なのでカード 1,,2n2 はBに渡せない。特に 1,,n はすべてCに渡るため、Bの選び方を決めればAとCが強制される。

解答

(1)
1から 3n までの 3n 枚のカードから、まずAさんに渡す n 枚を選ぶ。これは 3nCn 通りである。次に、残った 2n 枚からBさんに渡す n 枚を選ぶ。これは 2nCn 通りである。AさんとBさんのカードが決まればCさんのカードは自動的に決まるので、求める配り方は 3nCn2nCn 通りである。

(2)
Aさんのカードの番号の最小値が n+1 であるから、Aさんはカード n+1 を持ち、カード 1,2,,n は持たない。またBさんのカードの番号の最小値が 2n1 であるから、Bさんはカード 2n1 を持ち、カード 1,2,,2n2 は持たない。

したがってカード 1,2,,n はAさんにもBさんにも渡せないので、すべてCさんに渡る。Cさんはこれで n 枚を持つため、残りのカードはAさんとBさんだけで分けることになる。

Bさんはカード 2n1 を必ず持つ。残りの n1 枚は、2n1 より大きいカード 2n,2n+1,,3nn+1 枚から選べばよい。よってBさんの選び方は n+1Cn1=n+1C2 通りである。

Bさんのカードが決まると、残ったカードのうちCさんに渡った 1,2,,n 以外はすべてAさんに渡る。これには必ず n+1 が含まれ、Aさんの最小値条件も満たす。したがって求める配り方は n+1C2=n(n+1)2 通りである。

総評

難度5、目安時間18分。最小値条件によって、誰が持てないカードかを先に整理することが重要である。(2)ではカード 1 から n がすべてCに渡るため、Cの選択が実は固定される。この点を押さえると、Bが 2n1 より大きいカードから n1 枚を選ぶだけの問題になり、AとBの条件を独立に掛けて数え過ぎる失敗を避けられる。

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出典: 北海道大学 2012年度 後期 理系 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。