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北海道大学 2016年度
理系数学 前期 第1問

問題

複素数平面上の点0を中心とする半径2の円上に点がある。を実数の定数とし,

とおく。

(1) の実部を用いて表せ。

(2) 点上を一周するとき,の最小値をを用いて表せ。

出典:北海道大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

解法1

なのでとおき,の実部・虚部をで表す。を用いてだけの二次式に直す。(2)は上でその二次式の最小値を求め,頂点が区間内にあるかどうかで場合分けする。

解法2

を利用してと変形し、実部・虚部を低次数で計算する。最小化では平方完成後の頂点を区間へ射影する。

解答

解法1

(1)

とおく。は中心0,半径2の円上にあるので である。まず であるから である。したがって である。ここでを代入して整理すると である。

(2)

(1)より,の最小値を求めるには で最小にすればよい。平方完成すると である。

頂点が区間に入るのは のときである。このとき であり,最小値は である。 のとき,頂点は区間の右側にあるので最小はで生じる。このとき だから最小値は である。 のとき,頂点は区間の左側にあるので最小はで生じる。このとき だから最小値は である。以上をまとめると

である。

解法2

(1)

かつなので

したがって

とおくと

より

(2)

頂点が区間内にあるのはのときである。区間外では近い端点を選ぶので,最小値は

である。