北海道大学 2017年度
理系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 整数、方程式・不等式
- 解法
- 式変形、不等式評価、場合分け
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 12分
問題
自然数の2乗となる数を平方数という。
(問1) 自然数 a,n,k に対して
n(n+1)+a=(n+k)2
が成り立つとき
a≧k2+2k−1
が成り立つことを示せ。
(問2) n(n+1)+14 が平方数となるような自然数 n をすべて求めよ。
出典:北海道大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問
方針
解法1
平方数を (n+k)2 と表し、a=(2k−1)n+k2 を得る。n≧1、k≧1 から下限 k2+2k−1 を示す。(2) では a=14 として k=1,2,3 だけを調べ、自然数 n が出る候補だけを残す。
解法2
平方根を m として差 k=m−n を導入し、n=(14−k2)/(2k−1) を得る。分子が正となる範囲で k を絞り、自然数になるものだけを残す。
解答
解法1
(1)
n(n+1)+a=(n+k)2 より a=(n+k)2−n(n+1)=(2k−1)n+k2 である。k は自然数なので 2k−1>0、また n≧1 である。したがって a=(2k−1)n+k2≧(2k−1)+k2=k2+2k−1 が成り立つ。
(2)
n(n+1)+14 が平方数であるとする。平方根は n より大きい自然数なので、ある自然数 k により n(n+1)+14=(n+k)2 と書ける。(1) より 14≧k2+2k−1 である。k=1,2,3,4 で右辺はそれぞれ 2,7,14,23 なので、可能性は k=1,2,3 である。
また 14=(2k−1)n+k2 である。k=1 では 14=n+1 より n=13。k=2 では 14=3n+4 より n=10/3 であり自然数でない。k=3 では 14=5n+9 より n=1 である。したがって求める自然数は n=1,13 である。
解法2
(問1)
与式を整理すると
a=(2k−1)n+k2.
n,k≧1 より
(2k−1)n≧2k−1
なので
a≧k2+2k−1.
(問2)
平方根は n より大きいから、ある自然数 k により
n(n+1)+14=(n+k)2
と書ける。よって
n=2k−114−k2.
n>0 より k2<14 であるから k=1,2,3 を調べる。
k123n1310/31
自然数となるのは k=1,3 の場合であり、どちらも元の式を満たす。したがって
n=1, 13.