方針
外心条件を と書き、 を代入して 、 を得る。よって はともに実部 の直線上にある。、 とおいて の実部・虚部を計算し、 による境界除外まで確認する。
解答
(1)
点 は三角形 の外心なので である。また仮定より である。 は原点 と異なるので である。そこで に を代入すると となる。 で割って を得る。
これは点 が複素数平面上の2点 から等距離にあることを表す。したがって は線分 の垂直二等分線上にあり、 を満たす。すなわち である。ただし は実数である。点 の軌跡は、実部が である直線である。
(2)
同様に に を代入すると である。よって とおける。三角形 が退化しないためには であり、この表示では である。
このときである。 と書くと である。和 を固定すると、2つの実数 について であり、等号は のときに限る。ここでは なので である。したがって を得る。
逆に、 を満たす点 に対しては、和 、積 をもつ相異なる2実数 を選べる。よって点 の存在範囲は で表される領域である。境界の放物線 は含まない。
別解。外心 を中心とし原点を通る円は、任意の点 について すなわち で表される。ここに 、 を代入するとであり、 より を得る。同様に から が出る。以後は主解と同じく 、 と置いて範囲を求めればよい。
別解
解法2
方針
原点を通り中心が の円を と表す。ここへ と を代入して両点の実部を直接決める。最後は和と積をもつ相異なる2実数の判別式で の範囲を得る。
解答
(問1)
外接円は中心 で原点を通るから、円上の複素数 はを満たす。平方して整理するとここに 、 を代入する。 よりしたがって点 の軌跡は直線 である。
(問2)
同様に を代入するとよって実数 を用いてと書ける。三角形が退化しない条件は である。 とおけば、 はの相異なる2実根である。判別式が正である条件はすなわち逆にこの不等式が成り立てば相異なる実根 が存在するので十分でもある。
境界の放物線 は含まない。
総評
難度7、計算量6。想定時間は26分程度。距離の等式と外接円の方程式の2経路から を得た。点 の存在範囲はであり、境界を除く理由は で三角形が退化するためである。必要性だけでなく逆向きの構成も確認した。