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北海道大学 2018年度
理系数学 前期 第1問

問題

座標空間の4点

に対し

とおく。ただし は原点、 は実数とする。

(1) で表せ。

(2) のとき、 のなす角が となる を求めよ。

(3) が実数全体を動くとき、 の最小値を求めよ。

出典:北海道大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第1問

方針

解法1

は線分 を、 は線分 を実数パラメータで表したベクトルである。まず座標を明示してから長さと内積を計算する。 成分では、 の向きと の方向が直交しているため内積が大きく簡単になる。(2)は を代入し、なす角の余弦が である条件から を得る。(3)は を平方完成して、実数 全体での最小値を求める。

解法2(2直線間の距離)

設問(3)では の終点が、それぞれ直線 上を動くと見る。2直線の方向ベクトルの外積を法線として用いれば、平方完成とは別に最短距離を一度に求められる。

解答

解法1

(1)

まず を座標で表す。

である。したがって

であり、 である。

次に

である。よって

であるから である。

また内積は

である。第1項の 成分の内積は

なので である。

(2)

のとき、(1)より であり、 である。なす角が である条件は

である。これに代入すると であり、 を得る。よって すなわち である。したがって である。

(3)

(1)の結果を使うと

である。 は実数全体を動くので、右辺の最小値は のときの である。したがって求める長さの最小値は である。

解法2(2直線間の距離)

(1)

座標表示から直接計算すると

また 成分と の方向が直交するため

である。

(2)

のとき、 である。余弦の式から となり、

より を得る。

(3)

の終点は直線 の終点は直線 を動く。方向ベクトルを

とすると

したがって2直線間の距離は

実際、 でこの距離を達成するので、求める最小値は である。