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北海道大学 2019年度
理系数学 前期 第5問

問題

を区間で連続な関数とする。関数を関係式

により定める。さらに,自然数に対して

とおく。

(1) を用いて表せ。

(2) とおく。このとき,が成立することを示し,一般項を用いて表せ。

(3) によらない定数となるようなを1つ求めよ。

出典:北海道大学 2019年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問

方針

解法1(三角関数の直交性を使う)

を使い、 の一次結合になることをまず示す。定義された はそれぞれ 成分と 成分を拾う量なので、直交性

を用いて漸化式を出す。あとは の2つ飛ばしの関係と、定数列になる条件を調べる。

解法2(複素数で4周期をまとめる)

(1)で得た漸化式を の複素数表示に移す。1段進む操作が 倍になることから、周期4と定数列の条件をまとめて読む。

解答

解法1(三角関数の直交性を使う)

(1)

加法定理より である。したがって

である。

ここで

である。よって

であり、同様に

である。したがって である。

(2)

とおく。(1)より であるから である。したがって が成り立つ。

また である。 より、 として

である。

(3)

によらない定数となるとする。その定数を と書くと、(1)より である。したがって であればよい。

例えば とする。このとき

である。すると(1)の漸化式から が続くので、すべての となる。よって条件を満たす関数の一例は である。

解法2(複素数で4周期をまとめる)

(1)

加法定理で核を展開すると

の直交性から

(2)

とおくと

よって、 に対して

であり、特に である。

(3)

数列が一定なら である。一方 だから 、すなわち である。実際、

とすれば直交性から となり、以後も一定である。