方針
部分和 Sn から一般項を出すので,まず an=Sn−Sn−1 を計算し,n=1 も同じ式で合うことを確認する。逆数和では,ak=k(k+2) となるため,隣同士ではなく2つ離れた項が消える部分分数分解を使う。最後に残る端の項 1,1/2,1/(n+1),1/(n+2) を整理して答える。
解答
(1) S0=0 とおく。n≧2 では an=Sn−Sn−1 であるから,an=61n(n+1)(2n+7)−61(n−1)n{2(n−1)+7}=6n{(n+1)(2n+7)−(n−1)(2n+5)}=6n{(2n2+9n+7)−(2n2+3n−5)}=n(n+2)である。また a1=S1=61⋅1⋅2⋅9=3 であり,1(1+2)=3 と一致する。したがって an=n(n+2) である。
(2)
(1) より ak1=k(k+2)1 である。部分分数分解すると k(k+2)1=21(k1−k+21) であるから,k=1∑nak1=21k=1∑n(k1−k+21)=21(1+21−n+11−n+21)=43−2(n+1)1−2(n+2)1.1つの分数にまとめれば k=1∑nak1=4(n+1)(n+2)n(3n+5) である。
総評
難度4、計算量3。想定時間は7分程度。部分和から一般項を求め,部分分数分解で和を消す基本問題である。ただし Sn−Sn−1 は本来 n≧2 の議論なので,n=1 の確認を添えると答案が安定する。逆数和では k と k+2 が対応するため,消え残る端の4項を丁寧に書くことが得点点である。別解を足すほどの別方向は少なく,望遠和の端処理を明示するのが最も確実である。
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出典: 北海道大学 2021年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。