問題
をおよび
をみたす数列とする。
(1) が最小となる自然数をすべて求めよ。
(2) の一般項を求めよ。
(3) が最小となる自然数をすべて求めよ。
出典:北海道大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
解法1
(1) は階差 の符号を調べ、減少から増加へ変わる位置を読む。(2) は階差の和を取って一般項を出す。(3) は部分和 の差が であることを使い、部分和が減少から増加へ変わる位置を の符号で判定する。
別解(一般項・部分和の差を因数分解して一括比較)
先に一般項と部分和を閉じた式で求め、最小候補との差を因数分解する。自然数が連続する2整数の間には入らないことを使えば、増減表を作らず等号成立位置まで一括して決定できる。
解答
解法1
(1)
漸化式より である。したがって、 では 、 では 、 では である。
よって数列 は まで減少し、 となった後、増加する。したがって が最小となる自然数 は である。
(2)
のとき である。したがって
である。 のときも となるので、一般項は である。
(3)
とおく。部分和の増減は で決まる。(2) より であり、自然数 について だから、 の符号は の符号で決まる。すなわち
である。
よって は、、すなわち で負、 で0、 で正となる。したがって は まで減少し、 となった後、増加する。求める自然数 は である。
別解(一般項・部分和の差を因数分解して一括比較)
漸化式を から まで加えると
これを用いて各問を処理する。
(1)
であり、任意の自然数 について
最後の不等式は、自然数 が と の間に入らないことによる。等号は のときに限る。よって最小となるのは である。
(2)
上で得た
が一般項である。
(3)
とおくと
特に であり、
自然数 では かつ である。等号は のときに限るから、部分和が最小となるのは である。