方針
は の直線 への射影なので, は 方向の成分として求める。 は を直線 に関して反転した点であるから,まず の直線 への射影点を求め,その点を中点として を表す。最後は と の長さを内積で計算し,未知量 だけの方程式にする。
解答
(1) は点 から直線 に下ろした垂線の足である。したがって は の 方向への射影であり,である。
(2) は辺 を に内分するから, である。 から直線 に下ろした垂線の足を とすると, は の 方向への射影である。よってである。ここでだからとなる。
点 は と直線 に関して対称なので, は線分 の中点である。したがって(3)
(1) より である。また (2) より条件 から である。よって となり, を得る。したがって である。
別解
解法2(直線 OA を座標軸に取る方法)
方針
直線 を 軸に取り, と置く。内積条件から の横座標が直ちに決まり,垂線の足と対称点は座標の符号を変えるだけで求まる。最後は長さの条件から の縦座標を決める。
解答
(1)
直線 を 軸に取り,とおく。内積条件からであるから, である。よってとなる。
(2)
は を に内分するので,直線 は 軸であり, は の 軸に関する対称点だから一方,である。したがってを得る。
(3)
(1) より条件 からしたがってすなわち である。よってゆえにである。
総評
難度6、計算量5。想定時間は11分程度。射影と対称移動をベクトルで表す問題で、射影点を線分DEの中点として扱えるかが中心である。ベクトル法では係数の由来を追いやすく、座標法では内積条件がBの横座標を固定することが目で見える。最後は長さそのものではなく2乗を比較すると根号計算を減らせる。2解法の答えが一致し、座標成分でもF、射影点、D、Eの位置関係を確認した。