方針
和が になる数列を最後の項で分類する。最後が1なら直前までの和は 、最後が2なら直前までの和は なので、フィボナッチ型の漸化式が得られる。(3)は を指定の形に因数分解するため、、 を満たす組を選ぶ。最後は初期値 から一般項を決める。
解答
(1)
和が3となる数列は の3つである。したがって である。
(2) とする。和が となる数列を、最後の項が1であるものと2であるものに分ける。
最後の項が1であるなら、それを取り除いた残りの和は である。したがってその個数は である。最後の項が2であるなら、それを取り除いた残りの和は であり、その個数は である。この2種類は重ならないので である。
(3)
(2)より である。これが と一致すればよい。したがって を満たす を取ればよい。これは と同値である。例えば はこの条件を満たす。
(4) とする。この2数は の2解である。漸化式 の形から とおける。初期値 を用いると である。これを解くと、同値に となる。 だからである。
別解
解法2(与えられた一次漸化式を反復する)
方針
最後の項による分類で漸化式を作った後、(3)で得た因数分解型の漸化式をそのまま反復する。特性方程式の一般論に頼らず、 の2通りの関係を連立して一般項を決める。
解答
(1)
の3通りなので(2)
最後の項が1なら、それを除いた部分の和は 、最後の項が2なら和は である。よって(3)とすれば だから、が成り立つ。
(4)
上式を反復すると より を入れ替えて同様に2式の差を取ればだからなお、2を 個含む場合の並べ方を数えるととも表せ、一般項の独立な確認になる。
総評
難度5、目安時間14分。最後の項による分類で漸化式を作るところが本体で、以後はフィボナッチ型数列の処理である。(3)は特性方程式を知っていればすぐだが、答案では 、 の係数比較を明示すると説得力がある。一般項では指数が ではなく になる点を初期値で確認したい。数列を列挙する(1)でも、 と を別物として数えることが前提である。