問題
である直角三角形において,その内接円の中心を,半径をとおく。またとする。
(1) をで表せ。
(2) 次の条件をみたす負でない整数の組を一つ求めよ。
出典:北海道大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問
方針
解法1
、、 なので、辺の比を の直角三角形として表す。(1) は直角三角形の内接円半径 を使う。(2) は内心から各頂点までの距離が、半角でできる直角三角形から 、、 と表せることを使う。
別解(座標配置と距離公式)
直角を座標軸に合わせ、内心が両脚から等距離にあることから と置く。各頂点までの距離を座標で直接計算して比を求める。
解答
解法1
(1)
は斜辺であり、、 である。したがって辺の比より である。
直角三角形で、斜辺を 、他の2辺を とすると、内接円の半径は である。これは面積を と の2通りで表しても導ける。
よって本問では
である。
(2)
内心 から辺 、 へ下ろした垂線の長さはいずれも である。また、 は の二等分線であるから、直角三角形を見て である。同様に である。したがって となり、 である。よって 、 とできる。
また なので である。したがって である。ここで だから である。よって となる。したがって であり、、 とできる。
以上より、条件を満たす組の一つは である。
別解(座標配置と距離公式)
、、 と置く。このとき 、、 を満たす。
(1)
直角三角形の面積を2通りに表すと
これを解いて
(2)
内心は2本の座標軸からともに距離 にあるから であり、
また
ゆえに である。したがって
よって とできる。
同様に
一方 だから
長さは正なので 。したがって であり、求める組の一つは
である。