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北海道大学 2023年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

三角形OABは辺の長さがOA=3OB=5AB=7であるとする。
また,AOBの2等分線と直線ABとの交点をPとし,
頂点Bにおける外角の2等分線と直線OPとの交点をQとする。

(1) OPOAOBを用いて表せ。
また,OPの値を求めよ。

(2) OQOAOBを用いて表せ。
また,OQの値を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安16

ベクトル図形と方程式 内積の利用ベクトル成分計算図形的解釈

方針

(1) は角の二等分線定理から AP:PB=3:5 とし,内分点公式で OP を出す。長さは余弦定理で OAOB を求めてから計算する。(2) は頂点 B の外角二等分線の方向を,BA 方向の単位ベクトルと BO 方向の単位ベクトルの差として作る。Q が直線 OP とその外角二等分線上にあることを係数比較して OQ を決める。

解答

(1) PAOB の二等分線と直線 AB の交点である。角の二等分線定理より AP:PB=OA:OB=3:5 である。したがって内分点公式からOP=5OA+3OB8である。

次に OP を求める。余弦定理より AB2=OA2+OB22OAOB であるから,49=9+252OAOB となり,OAOB=152 である。よってOP2=5OA+3OB82=164{259+30(152)+925}=22564である。したがって OP=158 である。

(2)
頂点 B から見た BA 方向の単位ベクトルはBABA=OAOB7であり,BO 方向の単位ベクトルは BOBO=OB5 である。外角の二等分線の方向はこれらの差の方向であるから,BABABOBO=OAOB7+OB5=5OA+2OB35に平行である。 Q は直線 OP 上にあるので,ある実数 λ を用いてOQ=λ5OA+3OB8と表せる。また,QB を通る外角二等分線上にあるので,ある実数 μ を用いてOQ=OB+μ(5OA+2OB)とも表せる。 OAOB は平行でないから係数を比較できる。OA の係数から 5λ8=5μ すなわち μ=λ/8 である。OB の係数から 3λ8=1+2μ であり,μ=λ/8 を代入すると 3λ8=1+λ4 となる。よって λ=8 である。

したがって OQ=5OA+3OB である。これは 8OP に等しいので,OQ=8OP=8158=15 である。

別解

別解(内角・外角の二等分線定理)

方針

まず内角二等分線定理で P を求める。次に三角形 OBP の頂点 B に外角二等分線定理を用い,直線 OP 上の比から Q を決める。

解答

(1)
角の二等分線定理よりAP:PB=OA:OB=3:5.したがってOP=5OA+3OB8.また余弦定理からOAOB=32+52722=152.よってOP2=259+30(15/2)+92564=22564,すなわちOP=158.(2)
上の比からPB=58AB=358.P は辺 BA 上にあるので,問題の直線 BQ は三角形 OBP の頂点 B における外角の二等分線でもある。外角二等分線定理よりOQ:QP=BO:BP=5:358=8:7.ここで BOBP だから Q は直線 OP 上で P の外側にあり,OQQP=OP である。したがってOQ=8OP=15.向きも同じなのでOQ=8OP=5OA+3OB,OQ=15.

総評

角の二等分線定理とベクトルの係数比較を組み合わせる図形問題。目安時間は16分。(1) は内分点公式だけでなく,OP の計算に必要な内積を余弦定理で出すところまで整理する。(2) の山場は外角二等分線の方向で,内角の方向と符号が逆になるため,単位ベクトルの差として作ると安全である。Q が直線 OP 上と外角二等分線上の両方にあることを2通りに表し,係数比較で交点を決める。 単位ベクトル法と外角二等分線定理でOQ=15まで一致した。 単位ベクトル法と外角二等分線定理でOQ=15まで一致した。 単位ベクトル法と外角二等分線定理でOQ=15まで一致した。

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出典: 北海道大学 2023年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。