方針
(1) 正の約数を と一意に表して指数の組を数える。(2) とし, で割り切れる条件 かつ を否定する。 と, かつ に分ければ重複なく等比数列の和で計算できる。
解答
(1)
の正の約数は, と一意的に表される。指数 の選び方は 通り,指数 の選び方は 通りであるから,正の約数の個数は である。
(2)
まず である。したがって,6912 の正の約数は と表される。
この約数が で割り切れる条件は である。よって,12で割り切れないものは,この否定として である。
重複を避けるため,まず のものをすべて足すと である。次に で のものを足すと である。したがって求める総和は である。
別解
別解(全約数の和から12の倍数を引く)
方針
6912の全約数の総和を積の形で求め,そのうち を満たす12の倍数の総和を引く。補集合を積集合のまま扱えるため短い。
解答
(1)
標準解法と同じく,指数 の選び方を数えて 個である。
(2)
より,全約数の総和は12で割り切れる約数は のうち , のものである。その総和はしたがって求める総和はである。
総評
【公式出題意図・採点講評との対応】公式は,素因数分解から約数を指数で表し,個数と総和を計算する力を確認している。採点講評は (2) で等比数列の和を使わず時間を失う答案に触れているため,本解答は二つの等比和を明示した。
難度4,計算量3,想定時間7分。論理の核心は「12で割り切れない」が または であること。標準解法では重複を避けて分割し,別解では全約数から12の倍数を引く。
【独立検算】6912の全約数を列挙し,条件を満たす約数の総和が628であること,二解法の値が一致することを確認した。