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熊本大学 2019年度
理系数学 第4問(理工系)

問題

座標平面上の曲線

を考える.曲線の接線で原点を通るものをとし,その接点の座標をとする.ただし

とする.以下の問いに答えよ.

(問1) の値を求めよ.

(問2) 曲線と直線の共有点の座標をすべて求めよ.

(問3) 曲線と直線で囲まれた部分の面積を求めよ.

出典:熊本大学 2019年度 前期 理系 第4問

方針

解法1

原点を通る接線条件を として立式し, を得る。共有点は の解であり,導関数が非負であることから一意性を示す。面積は直線と曲線の上下関係を確認して積分する。

解法2

直線と曲線の縦の差を とまとめる。括弧内の導関数を半角公式で負の平方に直すと、共有点の一意性と上下関係を同時に示せる。面積は で一つの表示積分に整理する。

解答

解法1

(問1)

とおくと

である。接点の 座標を とすると,接線が原点を通る条件は

である。 より,これは

と同値である。 より であるから

であり,

である。

(問2)

(問1)より接線 の傾きは

であるから, である。共有点は

を満たす。 は解である。 のときは

である。 とおくと

であるから, は増加する。 より, の解は のみである。したがって共有点は

である。

(問3)

では であるから,直線 は曲線 より上にある。よって求める面積は

である。部分積分により

であるから,面積は

である。

解法2

(問1)

とする。接点 において原点を通る接線をもつ条件は

ここで

だから、 を用いて整理すると

したがって であり、指定範囲から

接線の傾きは なので

(問2)

直線と曲線の縦の差を

とおく。

したがって は減少し、 だから、 での解は だけである。 も解なので、共有点は

熊本大学 2019年度 第4問の図1

(問3)

では 、すなわち直線が上側である。 と置けば、求める面積