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熊本大学 2025年度 前期数学① 第3問

xyz空間内の平面α2A(1,3,1),B(1,5,0)を通りx軸と交わるものとする。αx軸の交点をCとする。原点Oから平面αに下した垂線OHの長さは3とする。ただし,点Hx座標,y座標,z座標はいずれも整数とする。以下の問いに答えよ。
(問1) 点Hの座標を求めよ。
(問2) 点Cの座標を求めよ。
(問3) ABCの面積を求めよ。
(問4) 四面体OABCの体積を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算内積の利用

方針

垂線の足 H への位置ベクトル OH は平面 α の法線であり,平面上の点 XOHOX=OH2 を満たす。A,B と整数条件から H を決め,平面方程式,外積による底面積,高さ OH へつなぐ。

解答

(問1)
H=(u,v,w)とする。OH=3よりu2+v2+w2=9である。またOHは平面αに垂直であるから、平面αux+vy+wz=9と表せる。点A(1,3,1),B(1,5,0)がこの平面上にあるのでu+3v+w=9,u+5v=9である。これよりu=95v, w=188vであり、長さの条件に代入すると(95v)2+v2+(188v)2=9すなわち5v221v+22=0となる。整数条件よりv=2であり、したがってH=(1,2,2)である。

(問2)
平面αの方程式はx+2y+2z=9である。x軸上ではy=z=0であるから、交点CC=(9,0,0)である。

(問3)AB=(2,2,1),AC=(8,3,1)である。ABCの面積をTとすると、ABACで作る平行四辺形の面積は(5)2+102+102=15であるからT=152である。

(問4)
原点Oから平面αまでの距離はOH=3である。したがって四面体OABCの体積は131523=152である。

別解

別解(問1:二本の直交条件を直接使う)

方針

H=(x,y,z) とし,ABOHAHOHOH=3 を直接連立する。平面方程式を先に作らない検算用の解法である。

解答

(問1)
H=(x,y,z) とおく。OH=3 からx2+y2+z2=9.(1)また AB=(2,2,1) かつ ABOH より2x+2yz=0.(2)さらに AH=(x+1,y3,z1)OH は直交するのでx2+x+y23y+z2z=0.(1)を用いるとx3yz=9.(3)(2),(3)から x=95yz=188y。これを (1) に代入すると(5y11)(y2)=0.座標は整数だから y=2,したがってH=(1,2,2).以後は標準解法と同じく,平面 x+2y+2z=9 から C=(9,0,0),底面積 15/2,体積 15/2 を得る。

総評

【公式解答例との対応】公式の二本の直交条件による計算と照合し,H=(1,2,2)C=(9,0,0),三角形の面積 15/2,四面体の体積 15/2 の一致を確認した。

難度5,計算量5,想定時間18分。H の位置ベクトルが平面の法線であることを使えば,平面方程式を x+2y+2z=9 と一意に復元できる。二次方程式のもう一つの根 y=11/5 を整数条件で除く根拠を明記すること。

【独立検算】AB×AC=(5,10,10) の長さは15である。また H を平面へ代入し,OH=3OHAB,AC をすべて逆代入して確認した。

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出典: 熊本大学 令和7年度一般選抜(前期日程)数学①(公式問題・解答例)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。