方針
はすべて平面 上にあるので、2つの四面体は頂点 と底面の高さを共有する。直角三角形の斜辺への射影から辺の分割比を求め、三角形 を3つの隅の三角形を引いて計算する。
解答
三角形 は を直角とし、 は斜辺 への垂線の足である。直角三角形の射影の関係から同様に(1)
三角形 と三角形 は同じ平面上にある。四面体 は頂点 からこの平面までの高さを共有するから、体積比は底面積比に等しい。
三角形 から3つの隅の三角形を除くと通分するとしたがって求める体積比も(2)
相加相乗平均より3式を掛けると、分母は 以上である。よって等号は のときに成り立つ。
は底面 の3辺上にある
別解
解法2(底面を平面座標へ移す)
方針
空間の体積計算を行わず、共通の高さから底面積比だけを求める。三角形 を平面上の標準三角形へ移し、3点の辺上の座標を射影比から書いて座標面積公式を適用する。
解答
(1)
とおく。解法1と同じ射影の関係から面積比を保つように三角形 をへ移して考える。すると座標による三角形の面積公式を使うと を戻し、共通の高さをもつ四面体の体積比が底面積比に等しいことを使えば(2)
相加相乗平均よりだから、この比は 以下である。
総評
同じ頂点・同じ底面平面をもつ四面体の体積比を、三角形の面積比へ落とす問題。目安時間は25分。空間の成分公式へ持ち込まず、直角三角形の射影比と平面図形だけで2通りに解いた。