方針
四点の平均 を置く。操作後も四点の和が変わらないことを確認し、各段階で が の 倍になる漸化式を作る。この一式から共点性、直線性、距離の極限をすべて導く。
解答
元の四辺形を と書き、各点の位置ベクトルを対応する小文字で表す。
(1) と置く。 は三角形 の重心なのでしたがって は一直線上にある。他の3頂点についても同じなので、4本の線分は で交わる。
(2)
操作後の四点の位置ベクトルの和を取ると、元の各ベクトルが3回ずつ現れて3で割られるのでよって四点の平均 は操作を繰り返しても変わらない。各段階で同じ計算をすればしたがってよってすべての は直線 上にある。
(3)
上式の長さを取るとしたがって
別解
解法2(重心の内分比から帰納する)
方針
各段階の四点の重心が同じ点 であることを重みの考え方で示す。 は と、残り三点の重心 を3:1に内分するので、 が毎回成り立つ。これを帰納的に繰り返す。
解答
(1)
四点 に同じ重み1を置く。4点の重心を とする。操作後の4点の和は操作前の4点の和と等しいからしたがって、この共通の点を と書ける。
の三つをまとめた重心が であり、その重みは3である。よって全体の重心 は、重み1の と重み3の の間にありを満たす。したがって は直線 上で と反対側にあり とすれば、 はすべて同じ点 を通る。これで (1) が示された。
(2)
これを繰り返せば、すべての は最初の直線 上にありとなる。
(3)
だからである。
総評
難度6、計算量4、目安24分。四点の平均 P が操作で不変であり、各頂点の P からのベクトルが毎回 倍されることが核心である。位置ベクトルによる一括証明と、重心の内分比からの帰納法を照合した。