方針
(i)は球の中心から平面までの距離を出し、交わり が半径 の円であることを示す。(ii)は整数解に対して、和と平方和から を導く。整数の平方和が2になるため、3数のうち2つが等しく残り1つが1だけ違う形に限られ、和が であることから の3で割った余りで分類する。
解答
(i)
球面(A)の中心は原点であり、半径の2乗は である。一方、平面(B) と原点との距離は であるから、その2乗は である。
したがって、球面と平面の共通部分 は円であり、その半径の2乗は である。よって は半径 の円である。
円上の2点間の距離は直径以下であるから、 に対して が成り立つ。
(ii)
整数解 があるとする。条件より である。ここで恒等式 を用いると、となる。
左辺は整数の平方の和である。平方の和が2になるには、3つの平方が でなければならない。したがって、 のうち2つは等しく、残り1つはそれらより1だけ大きいか、1だけ小さい。
よって整数解は、ある整数 を用いて の並べ替え、または の並べ替えに限られる。
前者の和は である。したがって のとき となり、解は の並べ替えである。
後者の和は である。したがって のとき となり、解は の並べ替えである。 のときは、上の2つの形のどちらの和にもならないので整数解は存在しない。
以上より、整数解は次の通りである。
別解
解法2
方針
平面上の円の中心 を直接求め、各点の からの距離を計算する。(ii)では和と平方和から差の平方和を作り、整数の平方が に限られることを利用する。
解答
(i)
原点から平面 へ下ろした垂線の足はである。 とするとよって は半径 の円であり,三角不等式から(ii)
整数解なら3個の整数の平方が になるので, は または の並べ替えである。和を と比較してを得る。
総評
難易度は6,計算量は5程度である。想定時間は20分から28分程度。(i)は交円の半径を出せば直径評価で終わるが、球の半径と平面までの距離を2乗で引くところを明確にしたい。(ii)は和と平方和を別々に眺めるより、差の平方和が2になる恒等式へまとめるのが決定打である。整数解では3で割った余りごとの分類、並べ替えを含めること、 では存在しないことを落とさない。