方針
で割った余りだけを比較する。 と を用いると、 の余りと の余りはいずれも1次式として計算できる。割り切れる条件は余りの の係数と定数項がともに0になることなので、その条件が両方で同じになることを示す。
解答
で割った余りを調べる。 とみなして計算すれば である。さらにである。
まず の余りを求める。 の係数は であり、定数項は である。したがって の余りは である。よって が で割り切れる条件は である。 より、これは と同値である。
次に の余りを求める。 の係数は であり、定数項は である。したがって の余りは である。よって が で割り切れる条件は すなわち である。
以上より、 が で割り切れる条件と、 が で割り切れる条件はどちらも で一致する。したがって、 はともに で割り切れるか、またはともに では割り切れない。
別解
解法2:商の係数を比較する
方針
が で割り切れると仮定し、先頭係数から商を一次式に限定する。積を展開して係数比較すれば、どちらも同じ条件 に帰着する。
解答
まず が で割り切れるとする。先頭項が なので、商は と書ける。展開すると の の係数と比較して である。すると の係数比較からとなるので である。さらに定数項の比較からであり、 を得る。仮定 より である。逆に なら全ての係数が一致するから、 は で割り切れる。
次に が で割り切れるとする。商を とおくと の係数比較から である。このとき積の の係数は0、定数項は だから、 との比較によりを得る。すなわち であり、逆も成り立つ。
したがって が で割り切れる条件はともに で一致する。よって題意が成り立つ。
総評
難度6、計算量6、目安時間18分。余りの計算と商の係数比較の2通りで、割り切れる必要十分条件がともに となることを確認した。片方だけの十分性で終えず、逆向きと仮定 を明記する。