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京都大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第5問

abを整数,uvを有理数とする.
u+v3x2+ax+b=0の解であるならば,uvは共に整数であることを示せ.
ただし3が無理数であることは使ってよい.

難易度7/ 10計算量5/ 10目安25

数と式整数論証・証明 実部虚部比較、偶奇性、必要十分条件

方針

方程式へ代入し、3 の無理性から有理部分と無理部分を分ける。まず 2u,2v が整数であることを示し、積の整数性を4を法として調べて偶数性を確定する。

解答

方程式へ u+v3 を代入するとu2+3v2+au+b+v(2u+a)3=0.3 は無理数で、各係数は有理数だからu2+3v2+au+b=0,v(2u+a)=0である。

まず v=0 の場合、u は整数係数のモニック多項式の有理根なので整数であり、結論が成り立つ。

以下 v0 とする。このとき2u=aなので 2u は整数である。また共役数 uv3 ももう一つの解となり、解の積からu23v2=b.m=2u とおけば3(2v)2=m24bは整数である。2v=r/s を互いに素な整数 r,s>0 で表すと3r2=s2(m24b).従って s2 は3を割るので s=1 であり、2v も整数である。

そこでm=2u,n=2vを整数とするとm23n2=4bである。平方数を4で見れば0または1である。もし n が奇数なら左辺は m23 となり0にはならないので矛盾する。従って n は偶数であり、上式から m2 も4の倍数、従って m も偶数である。

よってu=m2,v=n2はともに整数である。

別解

解法2

方針

θ=u+v3 とその共役 θ=uv3 を Vieta の公式で扱う。v=0 を先に分け、v0 では和と積から 2u,2v の整数性を導き、最後に4を法とする偶奇だけで半整数の可能性を除く。

解答

θ=u+v3 と置く。代入して無理部分を比較するとv(2u+a)=0.v=0 なら θ=u は整数係数モニック多項式の有理根なので uZ である。

v0 なら2u=aZ.共役 θ=uv3 も根で、Vieta の公式からu23v2=b.m=2u と置けば3(2v)2=m24bZ.2v=r/s を既約分数とすると s23r2 なので s=1。従って n=2vZm23n2=4b.n が奇数なら左辺は4を法として m23 となり0にならない。よって n は偶数であり、式から m も偶数である。従ってu=m2,v=n2はともに整数である。

総評

難度7、計算量5。有理数がモニック整数多項式の根であることに加え、二次体の共役と4を法とする偶奇判定で半整数の可能性を除く。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。

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出典: 京都大学 1999年度 後期 理系 第5問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。