方針
G(x)=a−F(x) を代入し、F(x) が区間を動くことから F(a−y) と y の多項式恒等式として比較する。F の二次式を決め、区間 [0,1] の最大値条件で a を確定する。
解答
a=F(1) とおくと G(x)=a−F(x) である。y=F(x) はある区間を動くので、与式はF(a−y)=−y2+p(a−y)+qという y の恒等式である。従って F は二次式である。F(0)=0 よりF(x)=ux2+vxとおく。左辺の y2 の係数を比較すると u=−1 である。また F(1)=a より v=a+1 である。
(1) よってF(x)=x(a+1−x).実際、係数比較から p=1−a, q=a2 も選べるので条件は満たされる。
(2) F は下に凸ではなく上に開かない二次関数で、頂点は x=(a+1)/2 である。頂点が [0,1] にある場合の最大値は4(a+1)2.これが 1/2 となり、頂点条件 −1≦a≦1 を満たすのはa=2−1.a<−1 では区間の最大値は0、a>1 では最大値 F(1)=a>1 なので他に解はない。従ってf(x)=F′(x)=2−2x.
総評
積分で定義された多項式を恒等式から決める難問で目安は22分。F(x) が非定数で値域に区間を含むため係数比較できることと、頂点が区間外の場合も除外することが重要である。
冊子PDFで見る京大の積分の問題で問題集を作る
出典: 京都大学 1992年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。