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京都大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第6問

曲線C:y=1x (x>0),3点A=(a,0)R=(4,0)Q=(0,2)を考える.
ただし0<a<4とする.
AからCに接線Laをひき,そのy軸との交点をB,原点をOとする.

(1) 直線RQが接線Laと第1象限の点M=(x0,y0)x0>0y0>0で交わるための必要十分条件を求めよ.

設問(1)の条件がみたされているとき,
4角形OAMQの面積をTARMの面積をS1BQMの面積をS2とする.

(2) r=S1+S2m=S1S2とおくとき,点(r,m)の存在する範囲を図示せよ.

難易度8/ 10計算量8/ 10目安35

微分図形と方程式方程式・不等式 接線・法線座標設定面積計算文字消去軌跡

方針

双曲線の接点を置いてLaを求め、RQとの交点座標の符号を調べる。二面積を比の変数で簡単化すると、和と積の関係が消去できる。

解答

C上の接点を(t,1/t)とすると接線はy=x/t2+2/tで、x切片が2tである。Aを通るのでt=a/2、従ってLa:y=4a2x+4a,B=(0,4a).またRQ:y=2x/2である。
(1)
2直線の交点はx0=4a(a2)a28,y0=4(a4)a28.0<a<4のもとでx0>0,y0>0を同時に満たすのは0<a<2.(2)
この範囲でS1=(4a)y02=2(4a)28a2,S2=(4/a2)x02=4(2a)28a2.u=(4a)/(2a)とおくとu>2でありS1=2u2u22,S2=4u22.従ってS1=S2+2である。s=S2とおけば、u:2に伴いs:20なので0<s<2である。よってr=2+2s,m=s(s+2).sを消去するとm=r244,2<r<6.従って存在範囲は放物線m=r2/41上の、端点(2,0),(6,8)を除く弧である。

接線配置と (r,m) の軌跡

別解

解法2

方針

交点座標から2面積を直接求める。補助変数を導入せず
S1S2=2 を代数的に示し、S2 の連続な値域から
(r,m) の軌跡を得る。

解答

(1)

C 上の接点を (t,1/t) とすると、接線の x 切片は
2t である。これが A=(a,0) を通るので t=a/2 となりLa: y=4a2x+4a.RQ:y=2x/2 との交点はx0=4a(a2)a28,y0=4(a4)a28.0<a<4 で両方が正となる必要十分条件は0<a<2.(2)

この範囲でS1=2(4a)28a2,S2=4(2a)28a2.分子を直接引けばS1S2=2.また S20<a<2 で連続でありlima0+S2=2,lima2S2=0.よって s=S2 とおけば 0<s<2S1=s+2 である。
したがってr=2s+2,m=s(s+2).s=(r2)/2 を消去してm=r244,2<r<6.すなわち放物線上の、端点 (2,0),(6,8) を除く弧である。

総評

難度8、計算量8。接線の接点とx切片の関係からパラメータを一意に決めた。第1象限条件の符号を分母a28も含めて調べ、面積比の変数uによりS1=S2+2という単純な関係へ整理した。 2解法の結論を照合し、条件の必要十分性、端点、符号、定義域、等号成立条件を再確認した。図は論証を補助するものに限定し、縮尺に依存しない式による説明も併記している。

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出典: 京都大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期 第6問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。