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京都大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第6問

曲線C:x=etcost, y=etsint (0tπ/2)について、(1) 長さL、(2) Cと両座標軸で囲まれる面積Sを求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安20

微分積分 パラメータ処理、面積計算、計算整理

方針

(1) 両座標を微分して速度を求める。(2) 曲線と座標軸からなる閉曲線の面積を、媒介変数による面積公式で計算する。

解答

(1) dxdt=et(cost+sint),dydt=et(costsint).従って速度は(dxdt)2+(dydt)2=2et.よってL=0π/22etdt=2(1eπ/2).(2)
曲線は(1,0)から(0,eπ/2)へ進む。座標軸上の部分は面積積分への寄与が0なのでS=120π/2(xdydtydxdt)dt.被積分関数はe2t{cost(costsint)+sint(cost+sint)}=e2tである。従ってS=120π/2e2tdt=1eπ4.

別解

解法2

方針

媒介表示を極座標 r=eθ, θ=t と読み替える。(1)は極座標曲線の微小長さ r2+(dr/dθ)2dθ、(2)は微小扇形の面積 (1/2)r2dθ を積分する。直交座標の微分式とは別の幾何的な導出である。

解答

与えられた曲線は極座標でr=eθ,0θπ2と表される対数らせんである。

(1)
極座標曲線の微小長さはds=r2+(drdθ)2dθ.ここでは dr/dθ=eθ=r だからL=0π/22eθdθ=2(1eπ/2).(2)
角度 dθ の細い扇形の面積は (1/2)r2dθ である。従って曲線と両座標軸で囲まれる面積はS=120π/2e2θdθ=1eπ4.

総評

難度6、計算量5。対数らせんの速度では交差項が消え、面積では正弦・余弦の平方和にまとまる。曲線の進行方向と両軸で閉じる向きを確認し、符号が正になる面積公式を用いた。

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出典: 京都大学 1997年度 後期 理系 第6問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。