(1)
曲線y=cosxのx=tにおける接線は y−cost=−sint(x−t) である。すなわち y=−xsint+cost+tsint である。 0<t<π/2ではsint>0, cost>0である。この接線のy軸との交点のy座標は cost+tsint であり、x軸との交点は 0=−xsint+cost+tsint より x=t+cott である。したがって、囲まれる三角形の面積は S(t)=21(t+cott)(cost+tsint) である。t+cott=(cost+tsint)/sintなので S(t)=2sint(cost+tsint)2 とも書ける。
(2)
B=cost+tsint とおくと S(t)=2sintB2,B′=tcost である。微分するとS′(t)=(2sint)22BB′⋅2sint−B2⋅2cost=2sin2tB{2tcostsint−Bcost}=2sin2tBcost{2tsint−(cost+tsint)}=2sin2tBcost(tsint−cost).ここでB>0, cost>0, sint>0なので、S′(t)の符号は tsint−cost の符号と一致する。すなわち、S′(t)の符号は ttant−1 の符号と一致する。
関数ttantは(0,π/2)で単調増加する。実際、微分すると (ttant)′=tant+cos2tt>0 である。また t→+0limttant=0,t→π/2−0limttant=+∞ である。したがって ttant=1 を満たすt0がただ1つ存在する。 0<t<t0ではttant<1なのでS′(t)<0、t0<t<π/2ではttant>1なのでS′(t)>0である。よってS(t)はt=t0でただ1つの最小値をとる。
さらに 4πtan4π=4π<1 であるから、単調性より 4π<t0 である。また1>π/4なのでtan1>tan(π/4)=1であり 1⋅tan1>1 である。したがって t0<1 である。以上より 4π<t0<1 である。
(3)
最小条件より t0tant0=1 である。したがって t0sint0=cost0 である。これをS(t)の式に代入すると cost0+t0sint0=2cost0 なので S(t0)=2sint0(2cost0)2=sint02cos2t0. またt0sint0=cost0よりcost0/sint0=t0であるから S(t0)=2t0cost0 である。
次にS(t0)>2π/4を示す。関数tcostを微分すると (tcost)′=cost−tsint=cost(1−ttant) である。0<t<t0ではttant<1だから (tcost)′>0 である。よってtcostは(0,t0)で増加する。すでにπ/4<t0を示したので t0cost0>4πcos4π=82π である。したがって S(t0)=2t0cost0>42π が成り立つ。