方針
点 を通る接線の接点を とし、 の三次方程式を作る。3本の接線が引ける条件を極大値・極小値の符号で表し、領域 の全点で成り立つ の範囲を求める。
解答
曲線をとする。接点の 座標を とすると、接線はである。従って点 を通る接線の本数はの異なる実数解の個数に等しい。
領域 はであり、従って必ず である。 なので、 のもとで は で極大、 で極小となる。相異なる3実根をもつための必要十分条件はすなわちである。
これがすべての で成り立つ条件を調べる。まずが全域で成り立つには、 を に近づけて考えることによりすなわちが必要十分である。境界 でも なので不等号は厳密である。
次にが全域で成り立つには、 を に近づけてがすべての で成り立てばよい。これはがすべての で成り立つことと同値である。 は で増加し、その下限は2だからである。 のときも では なので問題ない。
以上より必要十分条件はである。
別解
解法2
方針
接点を とする三次方程式について、極値の大小を述べる代わりに、3実根が に1つずつ入るための符号条件を使う。領域の境界へ近づけて の必要十分条件を絞る。
解答
点 を通り、 を接点とする接線条件は では であり三次方程式が相異なる3実根をもつことは、根がに1つずつ入ることと同値である。その符号条件はすなわちこれが全ての で成り立つ条件を求める。左側は として右側は として で かつ下限が2だから端点でも領域の不等号が厳密なので、必要十分条件はである。
総評
難度8、計算量7。接線3本の条件は接点パラメータの三次方程式が3実根をもつ条件である。領域の境界が開いているため、(k=-2,-1) も含まれる。 答案では条件の必要性・十分性、端点または等号成立条件まで明記した。 主解法と第2解法を別々に再計算し、条件範囲、端点、等号成立条件まで照合した。