方針
角度は度数法だが、 とおけば 上の3次関数の値域と解の個数の問題になる。三倍角・二倍角の公式で左辺を に直し、 から増減を調べる。最後に、各 に対応する の個数は、 では2個、 では1個であることを掛け合わせる。
解答
とおく。 だから である。
三倍角・二倍角の公式より である。したがって左辺は である。 とおくと、 である。よって はする。またである。
したがって、方程式 の における解の個数は、上の増減から決まる。ただし、 の解の個数をそのまま の個数にしてはいけない。 であれば に対応する は2個あり、 なら の1個、 なら の1個である。
これを合わせると、求める個数はである。
別解
解法2
方針
左辺を の式へ直すと
になる。区間 を極値をとる
で分け、各枝の値域を横線 が横切る回数として数える。
端点 のみ角が1個、内部の は角が2個対応することを別に加味する。
解答
とおけば の主要な値はまた は で増加、 で減少、
で増加する。各単調な枝と横線 の交点を数え、
の解には2個の角、 には1個の角を対応させるととなる。
総評
難度は10段階中6、計算量は5。目安時間は17分。解法1は本番答案として再現しやすい標準方針、解法2は構造を別方向から確認する方針である。
の解数と角 の個数は一致しない。内部点は2個、端点 は1個対応するため、境界値ごとの確認が重要である。
採点では、必要条件だけで止めず十分性・端点・小問番号を明示する。積分・総和・極限は独立行、分数は読みやすい表示寸法に統一し、問題固有の図は論理を補助する位置に置いた。