方針
と置いて対称式を整理すると、 の項がすべて消えて は だけの3次式になる。三角形領域 上で一次式 が取る範囲を頂点から決め、その閉区間で3次関数を最大・最小化する。
解答
とおく。, を代入すると領域 は3直線で囲まれる三角形で、その頂点はである。したがって一次式 の範囲は とおくと端点と停留点での値はよって最大値は 、最小値は である。
別解
解法2
方針
対称式を で整理したあと、直線 を領域 上で
平行移動させる。三角形の3頂点で の最小値・最大値を確定し、
1変数関数 の増減表から端点と停留点を比較する。
解答
とおくとであり、代入後に の項は消える。したがって境界3直線の交点は は一次式なので、三角形 上の範囲は頂点で決まりまたよって候補値はこれらを比較して、最大値は 、最小値は である。
最大値は と の交わる部分で、最小値は頂点 でとる。
総評
難度は10段階中5、計算量は5。目安時間は14分。解法1は本番答案として再現しやすい標準方針、解法2は構造を別方向から確認する方針である。
対称式の整理で が完全に消える点が最大の発見である。一次式 の範囲は三角形の頂点で決まり、1変数化後は端点も必ず比較する。
採点では、必要条件だけで止めず十分性・端点・小問番号を明示する。積分・総和・極限は独立行、分数は読みやすい表示寸法に統一し、問題固有の図は論理を補助する位置に置いた。