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京都大学 2003年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

実数xに対して3つの数,2x5x,2のうちの最小の数をf(x)とおく.さらにg(x)=xf(x)とおく.
このとき,y=g(x)のグラフとx軸とで囲まれる部分の面積を求めよ.

難易度3/ 10計算量4/ 10目安10

関数積分 場合分け、グラフの概形面積計算

方針

3本の直線の大小が入れ替わる点を調べて f を区分的に表す。次に g=xf(x) の零点と符号を確認し、実際に閉じた領域を作る 0x5 だけを積分する。

解答

3数を比較すると、x1 では 2x が最小、1x3 では2が最小、x3 では 5x が最小である。したがってf(x)={2x(x1),2(1x3),5x(x3).よってg(x)={2x2(x1),2x(1x3),x(5x)(x3).グラフが x 軸と作る有界な領域は 0x5 にあり、その面積はS=012x2dx+132xdx+35x(5x)dx=23+8+223=16.したがって求める面積は 16 である。

別解

解法2(グラフを3図形に分ける)

方針

区分関数のグラフを、放物線・直線・放物線の3部分として描き、それぞれの符号付き面積を幾何的または積分で加える。

解答

3つの候補の大小関係からf(x)={2x(x1),2(1x3),5x(x3)である。したがってg(x)={2x2(x1),2x(1x3),5xx2(x3).x0 ではグラフは上方へ延び、x5 では下方へ延びるので、x 軸と作る有界領域だけを取ると区間は0x5である。

3部分の面積は012x2dx=23,132xdx=8,35(5xx2)dx=223.よって求める面積は23+8+223=16である。

総評

難度3、計算量4。想定時間は10分程度で完答したい。最小値を取る式の切替点は x=1,3 であり、2x=5x の交点 53 は実際の最小値の切替点ではない。積分前に零点0,5と有界領域を確認すると過不足を防げる。

第1解法は標準的な答案構成を詳しく示し、第2解法は異なる着眼または計算経路で同じ結論を再確認する。図は式変形の役割と条件の使いどころを可視化した。積分・極限・総和は独立行に置き、分数は表示サイズで組版した。

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出典: 京都大学 2003年度 後期 文系 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。