方針
まず割り算で循環小数の周期を確定し、 の形に直す。3桁1ブロックの寄与と次ブロックへの倍率を求め、最後に を3で割った余りごとに残り桁を加える。
解答
で割り算をすると である。したがって桁は と周期3で繰り返す。
まず のとき、3桁を1ブロックとしてまとめるとここで、1ブロックの寄与は であり、次のブロックに移るたびに全体が 倍になる。
残りの桁がある場合を加える。 のときは、最初の 桁に次の桁 だけが加わるからまた のときは、その次の桁が なので値は同じでよって答えはただし第1式では 、第2・第3式では とする。
別解
解法2(3桁ごとの漸化式)
方針
部分和を と置く。循環節 を1組追加したときの増分を直接書けば、等比数列の公式を一度だけ使って3の剰余ごとの式を得られる。
解答
部分和をとおく。小数表示はだから、各 についてである。したがって初期値 からさらにである。よって第1式では 、第2式では である。
総評
難度4、計算量4。目安時間は8〜10分。採点ポイントは、 と周期を正しく出すこと、3桁1ブロックの寄与が で次が 倍になること、 の余りごとに最後の桁を処理することです。
誤りやすいのは、 で2桁目の を余分な項として扱ったり、 と の の範囲を混同したりする点です。答案は「循環節の確認、ブロック和、余りの処理」の順に並べると読みやすく、計算の根拠も追いやすくなります。
第1解法は標準的な答案構成を詳しく示し、第2解法は異なる着眼または計算経路で同じ結論を再確認する。図は式変形の役割と条件の使いどころを可視化した。積分・極限・総和は独立行に置き、分数は表示サイズで組版した。