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京都大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第2問

1または 1 からなる数列
a1,,an のうち m 個が1、nm 個が 1 である。
bkbk=12(kak+j=1kaj)で定めるとき、集合 {bk1kn} を求めよ。

難易度5/ 10計算量3/ 10目安15

数列整数 場合分け、数え上げ

方針

k 項までに現れた1の個数を rk とおく。部分和を 2rkk と表し、ak=1ak=1 で分けると、bk はそれぞれ「何個目の1か」と「何個目の 1 か」を表す。

解答

k 項までに現れる1の個数を rk とする。このときj=1kaj=rk(krk)=2rkk.ak=1 のときbk=12{k+(2rkk)}=rk.従って、1が現れるたびに bk は順に 1,2,,m となる。

一方 ak=1 のときbk=12{k+(2rkk)}=rkk=(krk).ここで krk は第 k 項までの 1 の個数だから、1 が現れるたびに bk は順に 1,2,,(nm) となる。

よって{bk1kn}={1,2,,m}{1,2,,(nm)}.m=0 または m=n の場合は、対応する側の集合を空集合と解釈する。

別解

解法2(各符号の出現位置を番号づける)

方針

1が現れる位置を p1<<pm
1 が現れる位置を q1<<qnm とおく。
それぞれの位置で部分和を数えると、bk が出現順そのものになる。

解答

1が現れる位置をp1<p2<<pmとする。第 pr 項までには1が r 個、
1prr 個あるのでj=1praj=r(prr)=2rpr.したがってbpr=12{pr+(2rpr)}=r.よって1が現れる位置からは 1,2,,m がすべて得られる。

同様に、1 が現れる位置をq1<q2<<qnmとする。第 qs 項までには 1s 個、1が qss 個あるからj=1qsaj=(qss)s=qs2s.よってbqs=12{qs+(qs2s)}=s.したがって{bk1kn}={1,2,,m}{1,2,,(nm)}.片方の個数が0の場合は、その側を空集合とする。

総評

難度5、計算量3。想定時間は15分程度。並び順を具体的に決める必要はなく、その項までに同じ符号が何回出たかだけを数える。bk=0 は一度も現れない。端の場合 m=0,n も同じ式で処理できるよう、空集合の扱いを明記した。 2つの解法は標準的な答案手順と、別の構造から検算できる経路に分けた。必要性と十分性、場合分け、端点・等号条件を明示し、積分・総和・極限と主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 京都大学 2001年度 後期 数学 第2問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。