方針
まず を代入して を決め、 の式が を要求していることを確認する。 では と の差を取り、 を得る。 はこの漸化式だけでは決まらないので、 の和を telescoping で求め、から決定する。
解答
を条件式に代入すると である。 だから となり、 である。したがって であり、 の式 も成り立つ。
以下、 とする。条件より である。両式の差を取ると、 だから である。よって となる。左辺の係数は なので、 である。 だから であり、 を得る。
この漸化式を から用いると、 で である。積を整理して となる。
したがってである。ここで だからである。よってとなる。 とするとである。これが1に等しいので である。
以上よりである。
別解
解法2
方針
を条件へ代入し、 だけの漸化式にする。
では係数が0になるため、まず を確認する。
の積を整理して を で表し、
極限条件から を決める。
解答
の条件から なので 、
よって である。したがって の条件も満たされる。
ではだから とおき、この式を順に用いるとゆえに では隣接差を取りこれは でも成立する。したがって
総評
難度は10段階中6、計算量は5。目安時間は17分。解法1は本番答案として再現しやすい標準方針、解法2は構造を別方向から確認する方針である。
原典アーカイブの添字誤植は に補正済みである。 で係数が0になることと、極限条件が自由定数 を決めることが要点である。
採点では、必要条件だけで止めず十分性・端点・小問番号を明示する。積分・総和・極限は独立行、分数は読みやすい表示寸法に統一し、問題固有の図は論理を補助する位置に置いた。