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京都大学 2008年度 前期日程 第2次学力試験理系(乙)数学 第4問

定数aは実数であるとする。関数y=x22y=2x2+ax1のグラフの共有点はいくつあるか。aの値によって分類せよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安18

方程式・不等式関数 絶対値の処理、判別式、場合分け、文字消去

方針

U=VU=V または U=V に分けると、共有点の x 座標は2つの二次方程式の実数解の和集合になる。各方程式の実数解の個数を判別式で数え、最後に両方程式の共通解が生じる a を求めて重複を1つ差し引く。

解答

共有点の x 座標はx22=2x2+ax1を満たす実数 x である。絶対値の性質から、これはx22=2x2+ax1またはx22=(2x2+ax1)と同値である。したがってP(x)=x2+ax+1=0またはQ(x)=3x2+ax3=0を考えればよい。

P(x)=0 の判別式は a24 だから、実数解の個数は{0(a<2),1(a=2),2(a>2)である。一方、Q(x)=0 の判別式は a2+36>0 なので、全ての a に対して異なる2実根をもつ。

ただし、2つの方程式が共通解をもつ場合は、その解を二重に数えないようにする必要がある。共通解 x があるとするとQ(x)3P(x)=2ax6=0である。a=0 ではこの式は成り立たないから a0 であり、x=3/a となる。これを P(x)=0 に代入すると9a23+1=0,a2=92を得る。逆に a2=9/2 のとき x=3/a は実際に共通解である。したがって共通解が生じるのはa=32のときに限り、その個数は1個である。

以上より共有点の個数はa の範囲共有点の個数a<22a=23a=323a>2, a324となる。

総評

難度6、計算量5。想定時間は18分程度。絶対値を外すと2つの二次方程式になるため、単純に解の個数を足したくなるが、両方程式の共通根を調べる工程が不可欠である。境界 a=2 は重解により3点、a=3/2 は1つの重複により3点となり、理由が異なることを明記する。

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出典: 京都大学 2008年度 前期 数学(理系乙)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。