方針
∣U∣=∣V∣ を U=V または U=−V に分けると、共有点の x 座標は2つの二次方程式の実数解の和集合になる。各方程式の実数解の個数を判別式で数え、最後に両方程式の共通解が生じる a を求めて重複を1つ差し引く。
解答
共有点の x 座標は∣x2−2∣=∣2x2+ax−1∣を満たす実数 x である。絶対値の性質から、これはx2−2=2x2+ax−1またはx2−2=−(2x2+ax−1)と同値である。したがってP(x)=x2+ax+1=0またはQ(x)=3x2+ax−3=0を考えればよい。
P(x)=0 の判別式は a2−4 だから、実数解の個数は⎩⎨⎧012(∣a∣<2),(∣a∣=2),(∣a∣>2)である。一方、Q(x)=0 の判別式は a2+36>0 なので、全ての a に対して異なる2実根をもつ。
ただし、2つの方程式が共通解をもつ場合は、その解を二重に数えないようにする必要がある。共通解 x があるとするとQ(x)−3P(x)=−2ax−6=0である。a=0 ではこの式は成り立たないから a=0 であり、x=−3/a となる。これを P(x)=0 に代入するとa29−3+1=0,a2=29を得る。逆に a2=9/2 のとき x=−3/a は実際に共通解である。したがって共通解が生じるのは∣a∣=23のときに限り、その個数は1個である。
以上より共有点の個数はa の範囲∣a∣<2∣a∣=2∣a∣=23∣a∣>2, ∣a∣=23共有点の個数2334となる。
総評
難度6、計算量5。想定時間は18分程度。絶対値を外すと2つの二次方程式になるため、単純に解の個数を足したくなるが、両方程式の共通根を調べる工程が不可欠である。境界 ∣a∣=2 は重解により3点、∣a∣=3/2 は1つの重複により3点となり、理由が異なることを明記する。
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出典: 京都大学 2008年度 前期 数学(理系乙)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。