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京都大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

a を2以上の実数とし、f(x)=(x+a)(x+2)とする。このときf(f(x))>0がすべての実数 x に対して成り立つような a の範囲を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

方程式・不等式関数 範囲評価、微分による最大最小必要十分条件

方針

外側の関数について f(y)0 となる入力区間を求め、内側の f(x) が取る値の範囲と比較する。内側の値域は最小値から上へ続く半直線なので、その下端が外側の禁止区間の右端 2 より大きいことが必要十分になる。問題は狭義不等式であるため、等号では実際に f(f(x))=0 となることも確認する。

解答

実数 y に対してf(y)=(y+a)(y+2)である。a2 よりf(y)0ay2.(1)一方、内側の関数を平方完成するとf(x)=x2+(a+2)x+2a=(x+a+22)2(a2)24.したがって f(x) の値域は[(a2)24,)(2)である。

(2) の半直線は上へ無限に続くため、(1)の区間と交わらないための必要十分条件は、その左端が 2 より大きいことである。すなわち(a2)24>2.ここで等号を許すと、最小値 f(x)=2 を取る x が存在し、f(f(x))=f(2)=0となるので、確かに除かなければならない。

よって(a2)2<8.a2 と合わせると、求める範囲は2a<2+22である。

模式図では、青い値域の左端が 2 より右にあれば、赤い禁止区間に触れない。

総評

難度5、目安時間15分。合成関数を4次式へ展開するより、外側の f が正でない入力区間と、内側の f(x) の値域を比較する方が短く本質的である。値域は上へ無限に続くため、禁止区間の左側へ逃がすことはできず、最小値が 2 より大きいことが必要十分になる。狭義不等式なので、境界 a=2+22 では f(f(x))=0 となる点まで確認する。

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出典: 京都大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。