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京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験(数学理系乙)理系(乙)数学 第1問

xyz 空間でO(0,0,0), A(3,0,0), B(3,2,0), C(0,2,0),D(0,0,4), E(3,0,4), F(3,2,4), G(0,2,4)を頂点とする直方体 OABC-DEFG を考える.
AEs:1s に内分する点を P
CGt:1t に内分する点を Q とおく.
ただし 0<s<10<t<1 とする.

D を通り,O,P,Q を含む平面に垂直な直線が,
線分 AC(両端を含む)と交わるような s,t のみたす条件を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安16

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算、パラメータ処理、必要十分条件

方針

内分点を P=(3,0,4s)Q=(0,2,4t) と座標表示する。平面 OPQ の法線ベクトルを、OP,OQ の両方と垂直になるよう連立して求める。点 D を通る法線上で z=0 となる点を計算し、その点が長方形の対角線 AC 上にある条件 x/3+y/2=1 と線分内の範囲条件を課す。

解答

内分点の座標はP=(3,0,4s),Q=(0,2,4t)である。平面 OPQ の法線ベクトルを (u,v,w) とすると3u+4sw=0,2v+4tw=0.ここで w=3 ととれば、法線ベクトルとして(4s,6t,3)を得る。したがって、点 D(0,0,4) を通り平面 OPQ に垂直な直線は(x,y,z)=(0,0,4)+λ(4s,6t,3)と表される。

線分 AC は平面 z=0 上にある。上の直線で z=0 とすると 4+3λ=0 より λ=4/3 であり、交点はX=(16s3,8t,0)である。

線分 AC 上の点は(x,y,z)=(3(1u),2u,0)(0u1)と表される。したがって X が線分 AC 上にあるための条件はx3+y2=1すなわち16s9+4t=1.この等式と s,t>0 から自動的に 0<4t<1 となり、交点は線分の内部にある。よって求める条件は16s+36t=9,0<s<916である。このとき t=(916s)/36 であり、もとの 0<t<1 も満たされる。

直方体と平面 OPQ

模式図。法線と底面の交点 X が対角線 AC 上にある条件を課す。

総評

難度6、計算量5。想定時間は16分程度。平面の方程式を展開するより、OP,OQ の両方向に垂直な法線ベクトルを直接作ると短い。直線と z=0 の交点は一意に決まり、その点を線分 AC のパラメータ表示へ代入する。直線 AC 上という等式だけで終わらず、両端の間にあることを確認する必要があるが、今回は s,t>0 と等式から 0<4t<1 が従うため追加条件は 0<s<9/16 に整理できる。

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出典: 京都大学 2009年度 前期 数学(理系(乙))(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。