方針
体対角線 に垂直な平面 で切り,断面を軸の周りに回転した円板の半径を求めて積分する。点 から軸までの距離の2乗は である。断面の形は の範囲によって三角形・六角形・三角形と変わるので,,, の3区間で最大半径を計算する。
解答
立方体内の点を とし, とおく。立方体では なので である。
対角線 の方向ベクトルは である。したがって平面 は に垂直な断面である。 方向の単位ベクトルは なので, が だけ増えるときの軸方向の厚さは である。
点 から軸 までの距離の2乗を求める。原点から点までの距離の2乗は であり,軸方向への射影の長さの2乗は である。したがって軸までの距離の2乗は である。
断面 は軸上の点 を含む凸図形である。したがってこの断面を軸のまわりに回転すると,半径が断面内での最大距離である円板になる。そこで の最大値を求める。 のとき,断面は を頂点とする三角形である。各頂点で となる。 のとき,断面は六角形で,頂点は の座標を入れ替えた点である。これらの点で だから である。 のとき,断面は を頂点とする三角形である。各頂点で となる。
よって体積 はである。計算するとである。したがってである。
体対角線に垂直な中央断面
を固定した断面は、 を境に三角形・六角形・三角形へ変化する。
総評
目安時間は25分から30分程度。文系第5問の(2)と同じ回転体問題で,軸に垂直な断面を作って最大半径を積分する発想が必要である。断面の形が で変わること,厚さが になること, を3区間で最大化することが主な採点ポイント。断面そのものの面積を積分するのではなく,断面を回転してできる円板の面積 を積分する点に注意したい。