方針
各整数を個別に足すのではなく、各桁が総和に何回ずつ寄与するかを数える。(1)では各桁に1と2がそれぞれ 回ずつ現れる。(2)では 桁未満の数も先頭に0を補って 桁の列として一意に扱うと、各桁に0,1,2がそれぞれ 回ずつ現れる。最後は に簡約し、15以上となる最小の を直接比較で決める。
解答
(1)
各桁の数が1または2である 桁の整数は、全部で 個ある。ある1つの桁に注目すると、その桁が1であるものは残り 桁を自由に選べるので 個あり、その桁が2であるものも同じく 個ある。したがって、その桁に現れる数字の総和は である。
一の位、十の位、、 の位の重みを合わせると である。よってである。
(2)
各桁の数が0,1,2のいずれかである 桁以下の整数を、先頭に0を補って 桁の列として表す。たとえば は 桁に満たないときも先頭に0を補って表す。この表し方は各整数に対して一意であり、問題文で0を0桁と考えることとも矛盾しない。
このとき、各桁には0,1,2がそれぞれ 回ずつ現れる。したがって、ある1つの桁に現れる数字の総和は である。よって となる。
(1) の結果と比をとるとである。したがって、求める条件は である。
直接比較すると である。一方、 であり、 だから である。よって が必要十分であり、 である。
総評
桁ごとの寄与で総和を出す問題で、個々の整数を並べる発想から早く離れられるかが勝負である。(1)は各桁に1と2が同数回現れること、(2)は先頭に0を補っても重複なく数えられることが重要である。 と はどちらも を含むため、比を取ると桁の重みが消える。この簡約を見落とすと不必要に対数計算へ進みやすい。目安時間は18分程度。