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京都大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

次の式a1=2,an+1=2an1(n=1,2,3,)で定められる数列{an}を考える.

(1) 数列{an}の一般項を求めよ.

(2) 次の不等式an22an>1015を満たす最小の自然数nを求めよ.
ただし,0.3010<log102<0.3011であることは用いてよい.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

数列指数・対数 漸化式の変形、範囲評価、計算整理

方針

漸化式を an+11=2(an1) と直し、an1 が初項1、公比2の等比数列であることから一般項を求める。(2) では an22an=22n21 と変形し、条件を指数 2n2 の大きさに帰着させる。n=25 では足りないことを与えられた対数の上側評価で示し、n=26 では 2501015+1 より十分大きいことを示して、最小性を確定する。

解答

(1)

漸化式 an+1=2an1 は、両辺から1を引くと an+11=2(an1) となる。ここで a11=1 であるから、数列 {an1} は初項1、公比2の等比数列である。したがって an1=2n1 であり、an=2n1+1 である。

(2)

(1) よりan22an=(2n1+1)22(2n1+1)=22n2+2n+12n2=22n21である。よって求める条件は 22n21>1015 である。

まず n=25 のとき、2n2=48 である。与えられた上側の評価を用いると log10248=48log102<480.3011=14.4528<15 である。したがって 248<1015 であり、もちろん 2481<1015 である。よって n=25 では条件を満たさない。

次に n=26 のとき、2n2=50 である。ここで 250=(210)5=10245=(1000+24)5 であるから、二項展開の正の第2項まで見れば 250>10005+51000424>1015+1 が成り立つ。したがって 2501>1015 であり、n=26 は条件を満たす。 n=25 では満たさず、n=26 では満たすので、求める最小の自然数は 26 である。

総評

難度4、計算量4。目安時間は12分。一次漸化式を定数分だけずらして等比数列に直す基本問題である。(2) は an22an がきれいに 22n21 になるので、指数の桁比較に集中できる。n=25 が不適、n=26 が適という両方向を示して初めて「最小」といえる点が採点上重要である。特に 250>1015 だけでは 2501>1015 が直ちには言えないため、整数差に余裕があることまで確認しておくと安全である。

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出典: 京都大学 2014年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。