方針
(p)は文系第4問と同じく円周角と中心角の関係で示す。(q)は2点 からの距離がともに大きい点の方が、必ずしも線分 を小さい角で見るとは限らないことを、具体的な三角形で反例にする。 を1に固定し、 と で 、 を満たしつつ、余弦定理で となるように選ぶ。
解答
(p) 正しい。
正 角形の頂点は同一円周上にある。隣り合う頂点に対応する中心角は である。
選んだ3点でできる三角形の内角の1つが であるとする。この角が見込む弧の中心角は、円周角の定理より である。その弧は正 角形の頂点間隔を整数個集めたものなので、ある整数 について である。よって となり、 は3の倍数である。
(q) 正しくない。
反例を挙げる。 とし、三角形 が を満たすようにする。また三角形 が を満たすようにする。いずれも三角不等式を満たすので、このような三角形は存在する。
このとき であり、命題の仮定は満たされている。
一方、余弦定理より、 についてである。また、 についてである。
ここで である。三角形の内角は から の間にあり、この範囲では余弦が大きいほど角は小さい。したがって である。
よって、仮定 、 を満たしても とは限らない。命題(q)は正しくない。
総評
難度5、目安時間18分。(p)は円周角の定理を正 角形の等間隔性と結びつけるだけでよい。(q)は直感に反する反例を数値で示す問題で、距離が2本とも長いからといって見込む角が小さくなるとは限らない。反例では三角形の存在、仮定 、結論の否定 をそれぞれ確認することが重要である。
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