L=21+3,U=1+3 とおく。すべての k で Yk>0 であることに注意する。 n≧2 とし、直前の値 Yn−1 を y と書く。
まず Xn=1 のとき Yn=1+y1 である。L≦Yn≦U となる条件を調べる。上限条件は 1+y1≦U であり、これは y1≦3 すなわち y≧1/3 である。これは y≧1 から常に成り立つ。下限条件は 1+y1≧L である。これは y1≧23−1=U1 と同値なので y≦U である。したがって Xn=1 のときは、Yn−1≦U でちょうど目的区間に入る。
次に Xn=2 のとき Yn=2+y1 である。下限 L は常に満たされる。上限条件 2+y1≦U は y1≦3−1 すなわち y≧3−11=21+3=L と同値である。したがって Xn=2 のときは、Yn−1≧L でちょうど目的区間に入る。 Xn≧3 のときは Yn≧3>U なので、目的区間には入らない。
そこで An=P(Yn≦U),Bn=P(Yn≧L) とおく。上の考察から、n≧2 では pn=P(L≦Yn≦U)=6An−1+Bn−1 である。
次に An,Bn の漸化式を作る。Yn≦U となるには、Xn=1 なら常に可能で、Xn=2 なら Yn−1≧L が必要十分である。Xn≧3 では不可能である。よって An=61+61Bn−1 である。
また Yn≧L となるには、Xn≧2 なら常に可能で、Xn=1 なら Yn−1≦U が必要十分である。したがって Bn=65+61An−1 である。 Sn=An+Bn とおくと Sn=1+61Sn−1 を得る。初期値は Y1=X1 より A1=P(X1≦U)=P(X1=1,2)=31 であり、B1=P(X1≧L)=P(X1=2,3,4,5,6)=65 だから S1=67 である。
漸化式 Sn=1+Sn−1/6 の定常値は S=1+61S より S=6/5 である。したがって Sn−56=61(Sn−1−56) であり、S1−56=67−56=−301 だから Sn=56−301(61)n−1 である。 n≧2 ではpn=6Sn−1=51−1801(61)n−2=51−30⋅6n−11である。
最後に n=1 を確認する。このとき Y1=X1 であり、L≦X1≦U を満たすさいころの目は 2 だけである。よって p1=61 である。一方、上の式に n=1 を代入すると 51−301=61 となるので、同じ式が成り立つ。
したがって、すべての正の整数 n について pn=51−30⋅6n−11 である。