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京都大学 2018年度
文系数学 第2問

問題

1辺の長さが1の正方形 において,辺 上に とは異なる点 を取る。線分 の垂直二等分線が,辺 ,辺 またはその延長と交わる点をそれぞれ とする。

京都大学 2018年度 第2問の図1


(1)線分 の長さを を用いて表せ。


(2)点 が動くときの線分 の長さの最小値を求めよ。

出典:京都大学 2018年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

解法1

正方形を座標平面に置き, とする。線分 の垂直二等分線は,中点 を通り,傾き の直線である。これと との交点 を求め, で表す。さらに に置き換える。(2)は として の最小化に直す。

解法2

とおく。 の垂直二等分線上にあるので である。2つの二等辺三角形から で表し,直角三角形 に三平方の定理を使う。最小化には相加相乗平均を用い,微分を使わずに等号条件まで決める。

解答

解法1

(1)

座標を とし, とおく。線分 の傾きは であり,中点は である。したがって垂直二等分線は で表される。

この直線と ,すなわち との交点を とすると より である。また またはその延長,すなわち との交点を とすると なので である。

よって

である。

ここで とおく。直角三角形で だから である。したがって であり, である。

(2)

(1)の式から である。 とおくと であり, である。これを とおくと である。よって で減少し, で増加する。したがって最小は で起こる。

このとき なので,求める最小値は である。

解法2

(1)

とおく。 は辺 上にあるから

の垂直二等分線上にあるので である。二等辺三角形 に余弦定理を用いると

左辺は だから

また より なので

同様に であり,

だから

より

したがって を用いると

(2)

とおくと である。正の3数

の和は1なので,相加相乗平均より

よって

等号は

すなわち のときに成り立ち,これは に含まれる。したがって

ゆえに最小値は

である。