方針
に分ける。 では遠方で2次式が負になり、 では が必要条件を与える。逆向きは を選んで示す。
解答
のとき、任意の に対してである。したがって、どの に対しても左辺が負になる が存在する。
のときは となる。 なら を適切な向きへ十分大きく取ればよいが、 でも成立するには が必要である。逆に なら が使える。
のとき、特に とすればを満たす が必要である。 より、これは を必要とする。逆に なら、任意の に対して とすれば左辺は である。
以上より、必要十分条件はである。
図の着色部分が求める範囲である。負の半軸はもう一方の不等式によって含まれ、正の半軸は含まれない。
別解
解法2
方針
元の命題が成立しない条件を求める。否定は「ある が存在し、すべての で2次式が0以上」となる。この条件を分類してから補集合を取る。
解答
元の命題の否定はである。
なら左辺は遠方で負になるため、この否定命題は成立しない。
のとき、一次式 がすべての実数 で0以上になるには が必要十分である。したがって、否定命題が成立するのは のときである。
のとき、 なら を選ぶことでがすべての で成立する。一方、 ならどの を選んでも で左辺は負なので、否定命題は成立しない。
ゆえに元の命題が成立しない範囲はである。その補集合を取れば、求める必要十分条件はとなる。
総評
難度5、目安時間15分。「すべての 」という全称条件から、まず を代入して必要条件を取り出すのが有効である。ただし では の符号に関係なく負の値を取る。別解のように命題の否定を正確に書くと、量記号の順序を崩さず補集合として整理できる。