問題
を負の実数とする.平面上で曲線と直線のグラフが接するときのの値を求めよ.このとき,とで囲まれた部分の面積を求めよ.
出典:京都大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問
方針
解法1(接線の傾きから求める方法)
絶対値を外して2本の放物線に分け、傾き1となる点をそれぞれ調べる。 に合う接点を採用した後、負の側のもう1つの交点まで求め、 で積分を分ける。
解法2(判別式から接線を決める方法)
各枝と直線の共有点方程式を作り、接する条件を判別式0で表す。面積は交点方程式を使って負側の端点を求め、原始関数へ代入する。
解答
解法1(接線の傾きから求める方法)
接線条件
では
直線 の傾きは1だから、接点では
よって接点の 座標は2、 座標は である。
より
一方、 では
傾き1となるのは で、この点では だから となる。これは に反する。したがって だけが適する。
面積
このとき である。曲線と直線の差は
負の側の交点は
の負の解
である。囲まれた領域では曲線が直線より上にあるので、面積 は
前半で とおくと
後半は
ゆえに
解法2(判別式から接線を決める方法)
の枝と直線の共有点は
すなわち
の解である。接するための条件は
だから である。このとき重解は で、枝の範囲にも入る。
の枝では
より
重解条件は 、すなわち であり、仮定に反する。よって
負の枝と の交点方程式は
負の解を とすると、面積は
を用いて の高次を整理すると