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京都大学 2020年度
文系数学 第3問

問題

を奇数とし,整数に対して,

とおく.が16で割り切れるような整数の組が存在するためのの条件を求めよ.

出典:京都大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問

方針

解法1(4でくくって偶奇を調べる方法)

まず法2で がともに偶数であることを示す。 として4をくくり、残った式を法4で の偶奇別に調べる。

解法2(16を法として直接分類する方法)

法2で を偶数に絞った後、 の4で割った余りを直接調べる。平方の法16での値を使うと、可能なのは だけになる。

解答

解法1(4でくくって偶奇を調べる方法)

は奇数だから、法2で

この値が0になるのは がともに偶数のときだけである。したがって

とおける。

このとき

よって16で割り切れる条件は

が偶数なら、(1)の左辺は に合同で、 の偶奇によらず0にならない。

が奇数、 が偶数なら、左辺は に合同である。 は奇数なので0にならない。

がともに奇数なら、左辺は

に合同である。したがって(1)が成り立つのは

のときに限る。

逆にこの条件のもとで 、すなわち とすれば

は16で割り切れる。よって必要十分条件は

解法2(16を法として直接分類する方法)

まず

より、16で割り切れるなら はともに偶数である。

なら

は0または4に合同だから

となり不可能である。よって

もし なら

は奇数なので、これは0にならない。したがって

でなければならない。

このとき

ゆえに

これが0になる条件は

すなわち

この条件なら で実際に16の倍数になるので、十分性も満たす。