方針
数字名と行の入れ替えを使い、第1行と第1列をともに に固定した標準形を数える。標準形4通りに、固定を戻す と を掛ける。
解答
数字の名前を入れ替えて第1行をに固定する。さらに下3行を入れ替えて、第1列もに固定する。
第2行は先頭が2で、各列の先頭の数字と重ならないため、候補はの3通りである。これらを完成させると、標準形は次の4通りになる。よって標準形は4通りである。
第1行の並べ方は 通りで、第1行を固定した後の第1列下3個の並べ方は 通りである。したがって
別解
解法2(第1行だけ固定して数える方法)
方針
第1行だけを に固定する。第2行第1列の数字は3通りで対称であり、それを2に固定した場合の完成数8通りを数える。
解答
まず第1行をに固定する。
第2行第1列には のいずれかが入る。この3つは数字名の入れ替えで対称だから、第2行第1列を2とした場合だけを数え、最後に3倍する。
このとき第2行はのいずれかである。
第2行が のとき、第3行はの4通りで、その後の第4行は一意に決まる。
第2行が のときは第3行が2通り、第2行が のときも第3行が2通りであり、いずれも第4行は一意に決まる。よって第2行第1列を2とした完成数は通りである。
第1行を固定した全体では通り。第1行自体の並べ方 を戻すと通りである。
総評
難度6、計算量5。目安時間は25分。これは4次のラテン方陣の数え上げである。対称性で第1行・第1列を固定する解法では、固定を戻す と を掛け忘れない。第1行だけを固定する解法では、第2行第1列の3候補が対称であることと、3種類の第2行から完成数が 通りになることを明示する。原問題にある4×4の例も問題冊子へ復元した。