方針
が同一平面上にないので, を一次独立な基底として扱う。 は直線 上にあるため とおく。直線 上の点と直線 上の点をそれぞれパラメータで表し,交点をもつ条件を3つの基底の係数比較に直す。最後に を確認して を求める。
解答
とおく。4点 は同一平面上にないから, は一次独立である。
条件よりである。 は直線 上にあるので,ある実数 により と表せる。
直線 と直線 の交点を とする。 が直線 上にあることから,ある実数 を用いてである。一方, が直線 上にあることから,ある実数 を用いてである。
一次独立性より係数を比較するとを得る。第1式と第3式から なので である。したがって であり,これを第2式へ代入すると となる。整理してだから である。
よって は線分 上にあり, である。
別解
解法2(平面の方程式を用いる方法)
方針
を基底とする座標を入れる。直線 と直線 が交わるなら, は3点 の定める平面上にある。平面 の方程式に,直線 上の点 を代入して を決める。最後に2直線が平行でないことも確認する。
解答
を基底とし,各点をこの基底に関する座標で表す。するとである。
3点 を通る平面は,切片形でと表される。
一方, は直線 上にあるから,ある実数 によってと書ける。直線 と直線 が交わるなら, は平面 上になければならない。よってであり,,すなわち を得る。
実際,このときは平行でない。両直線は同一平面 上にあり,平行でもないので,確かに交点をもつ。
また だから は線分 上にある。したがってである。
総評
目安時間は18分程度。空間図形に見えるが,実質は一次独立な3つのベクトルの係数比較である。交点条件を立てるとき,直線 と直線 のパラメータを混同しないことが重要。 だけで止めず,第2式に戻して を決める流れを明示すると, の位置と比 が読みやすい答案になる。 別解では交点条件を『Rが平面PQC上にある』と一段抽象化できる。ただし同一平面上の2直線が平行でないことまで確認して,必要条件だけで終わらせないことが大切である。