問題
座標空間の4点O,A,B,Cは同一平面上にないとする.線分OAの中点をP,線分ABの中点をQとする.実数,に対して,直線OC上の点Xと,直線BC上の点Yを次のように定める.
このとき,直線QYと直線PXがねじれの位置にあるためのに関する必要十分条件を求めよ.
出典:京都大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問
方針
を原点とし,に関する係数を座標として使う。この係数座標でと2直線の方向を表す。2直線が同一平面上にある必要十分条件は,2方向と2直線上の点を結ぶベクトルの3本が一次従属になることであり,行列式からを得る。
解答
は同一平面上にないので,は一次独立である。距離や角度は使わないから,これらに関する係数を座標として と表してよい。この係数座標は平行性・交点・共面性を保つ。
このとき,線分の中点と線分の中点は である。また, より であり, より である。
直線の方向ベクトルは であり,直線の方向ベクトルは である。また,2直線上の点を結ぶベクトルとして をとる。
2直線が同一平面上にあるための条件は,が同一平面内にあることである。成分で計算すると,この条件は
である。この行列式は であるから,同一平面上にある条件は である。
空間内の2直線がねじれの位置にあるとは,同一平面上にないことをいう。したがって,直線と直線がねじれの位置にあるための必要十分条件は である。