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京都大学 2024年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

四面体OABCが次を満たすとする.OA=OB=OC=1,COA=COB=ACB,AOB=90このとき,四面体OABCの体積を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定内積の利用体積計算

方針

AOB=90を使い,Oを原点,A,Bを互いに直交する単位ベクトルに置く。COA=COBよりCA方向成分とB方向成分は等しいので,C=(u,u,w)とおける。OC=1と,COA=ACBを内積で表してuを決める。最後は底面OABの面積が1/2,高さがwであることから体積を求める。

解答

Oを原点とし,A,BA=(1,0,0),B=(0,1,0) とおく。これはOA=OB=1かつAOB=90を満たす座標の取り方である。

COA=COBで,OA=OB=OC=1であるから,CA方向成分とB方向成分は等しい。よって C=(u,u,w) とおける。OC=1より 2u2+w2=1 である。

次に角の条件を内積で表す。COAの余弦は OCOAOCOA=u である。一方,ACBについてはCA=(1u,u,w),CB=(u,1u,w)であるから,CACB=12u である。また CA2=CB2=22u なので,cosACB=12u22u である。条件COA=ACBより u=12u22u である。整理すると 2u24u+1=0 となるから u=1±22 である。

ただし2u2+w2=1より2u21でなければならない。したがって u=1+22 は不適であり,u=122 である。よって w2=12u2=222 となる。

底面OABは直角二等辺三角形で,面積は 12 である。また,C=(u,u,w)の底面z=0からの高さはwである。したがって四面体OABCの体積は 1312w=w6 である。ゆえに 2226 である。

底面OABz=0に置き,Cの第3成分の絶対値を高さとして読む。

総評

対称性を使って座標を定める四面体の体積問題。目安時間は18分。COA=COBからC=(u,u,w)とおき,ACBの余弦を内積で表す。二次方程式の2解のうち,OC=1から2u21を満たす方だけを採用する必要がある。最後は底面OABと高さwを使えば高校範囲の体積公式で完結する。

公式出題意図との対応:公式は「空間図形に関する計算を正しく実行できるか」を観点としている。解答では座標設定の根拠,角の余弦,候補の絞り込み,高さの決定を順に明記した。

出典確認:公式問題PDF第2ページの文系第1問と原寸照合済み。数学の「出題意図等」PDFに本問の数値解答はなく,公開内容は出題意図のみである。公式掲載期限終了後のため,京都大学公式URLの保存版を用いて確認した。

独立検算:u=12/2を角条件u=(12u)/(22u)へ逆代入し,w2=12u2=222を確認した。さらに座標の三重積からも体積がw/6となる。

冊子PDFで見る京大のベクトルの問題で問題集を作る

出典: 京都大学 令和6年度一般選抜 数学(文系) 公式問題・出題意図等(大学公式の問題PDF(2ページ))。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。