方針
円上の点を , とおく。円 の点 における接線は である。放物線 とこの直線の上下差は,交点を根にもつ下に凸でない2次式になるので,判別式と根の間隔から面積を求める。面積は の関数 になり,これは を最小化すればよい。
解答
点 は第1象限にあり, 座標が であるから, とおける。円 の点 における接線は である。したがって接線 は と表される。
放物線 と直線 の差をとるとである。交点の 座標は,2次方程式 の2つの解である。この判別式を とすると である。なお なので,2つの交点は常に存在する。
2つの解を とすると,根の間隔は である。また上下差は, で と書ける。したがって面積 はである。よってである。
したがって, において を最小にすればよい。微分すると である。 では分母が正なので, となるのは , となるのは である。よって は で最小となる。
このとき であるから,求める面積の最小値は である。
総評
難度5,計算量6。想定時間は18分程度。円の接線を と置き,放物線との差を交点 を根にもつ2次式にするのが核心である。交点を個別に求めず,判別式から を出し, を使うと計算が短い。採点では を示して囲まれる図形が常に存在すること,上下関係, 内での増減を明記したい。面積そのものを微分する代わりに,正の量 を最小化するのが安全である。直接交点を代入して積分する解法も可能だが,展開量が増えるため検算用に向く。